看護師が派遣される際の仕組み

看護師にとって人気の派遣看護師は、どのような仕組みになっているのでしょうか。
派遣看護師は、まず派遣会社に登録する必要があります。
派遣会社は事務系や工場系など様々な種類があるので、どこでもOKというわけではありません。
看護師の派遣を専門的に行っている派遣会社に登録する必要があります。

実際に登録を済ませた後は、派遣会社の担当者からヒアリングが行われます。
ここで収入の目標額や勤務できる曜日と時間、希望する勤務先の種類などを伝えるのが一般的な流れです。
そして希望条件に合う職場が見つかれば、派遣されることになります。

派遣看護師の最大の特徴が、雇用主があくまでも派遣会社になることです。
勤め先が病院でも、契約上の立ち位置はあくまでも派遣会社の従業員となります。
つまり、勤め先の病院側からすれば、別会社の人間となるわけです。
したがって、給料や雇用について何かしらの不満が出てきた場合は病院ではなく派遣会社に申し出る必要があります。

派遣看護師は、その期間においても明確なルールが決められています。
派遣看護師が同じ職場にいられるのは、最短で1日、最長で3年です。
例えば2ヵ月間の契約だったとしても、契約を更新し続ければ、3年まで仕事を続けられることになります。
様々な職場で経験を積みたいと考えている場合は、この雇用形態は魅力的に思えるかもしれません。
ちなみに同じ職場で派遣として働く最終日を、抵触日と言います。